【お悩み】
マンションの高層階　電車が早朝から遅くまで走る音に悩まされる。
防音タイプのカーテンを重ねてつけているが、それでも気になる。
騒音対策にはプラストという内窓が良いとネットで見つけた。
どうにか減らせないだろうか？

【対策】
施主様の寝室にFIX(固定)窓とベランダに出るドアがついていました。
ドアの方はほとんど開閉をしていないという事です。別の部屋からベランダへの出入りが可能な状況だったので、こちらもプラストのFIX窓をご提案しました。
組み合わせるガラスは防音ガラス12.8mm
騒音対策としては最高の組み合わせです。

【ご感想】
◯プラスト設置2日後

マンション高層階(10階以上)居住。　国道や電車から水平距離40m。
電車の金属的な車両音やブレーキ音が気になるので、1年前から防音カーテンを4重に設置。
3000Hz以上の高音域が遮断された感じがした（高音域は、より不快感を誘うので防音カーテンの意味はあったと言える）

フクシマ建材さんに防音サッシのプラスト(防音硝子の12.8㎜ソノグラス使用)を取り付けてもらうため、
工事前日の夜に、防音カーテンを外す。
その夜と工事日の早朝の音の感じは、高層階ではなく3階ほどの部屋の位置になったような感覚がした。
(音が低い階だとそのように聞こえるのだろうという感覚)
防音カーテンを設置した時の、音の遮断効果よりも、外した時の変化がより大きく感じる。
　(注)　例：　パソコンをより高性能なものに買い替えた時に、速くて快適になったという感じはしますが、新型に慣れた後、以前のパソコンを使うと「なんと遅い動きだったのだろう」という感覚がします。早くなった分を5としても、逆に旧型が遅いと感じる差は、10ほど遅く感じるものです。

プラスト設置直後の感想
　午後の時間であったが、部屋に入ると、一瞬、静けさがまるで山の中の木々に囲まれた場所のような感じがした。
翌早朝6時頃からの感想(かなり静かな状況、かつ、ベッドの中で耳をすました状態)

１．電車は6時から動き出す。電車によって騒音の大きさが違うが、一番大きな音を出す電車は、音量が2/3～1/2になった感じ。　
グググォオーーーンンという音が、グォオーンと変化した。
ここで注意すべき点は、音の聞こえる時間の長さも減ったという点。

電車は動いているので、近づいて来てそして一番近い位置で最大音量がやって来て、遠ざかっていくという時間の経過になる。
音量の小さな部分は聞こえないくらいに遮断されるので、耳に聞こえる大きさの時間が減少するのです。
デシベルを縦軸、時間を横軸にすると富士山のような形ができる。
音量の小さな部分は完全にカットされるので、富士山の5合目より低い分はカットされると考えると裾野の長さ(聞こえる時間)は短くなる。
　
また、電車の運行回数が減ったのかと思うくらい(聞こえる電車の数が減少)になった。
これは、騒音が小さい電車の場合は、ほとんど聞こえなくなったからだと思う。

2.パトカーのサイレンは音量が2/3～1/2になった感じと共に、より遠くを走っているような感じ。

3.音域の変化：１．２．の変化に加えて、200Hz 以上の中音域はかなり遮断されて、聞こえる音がより低音になった感じ。

ほぼ満足できる結果になった。

◯1週間後のご感想
今日の早朝、スマホの音量ソフトで、確認してみました。
電車が通っても、100Hz 以上の領域は、ほとんどグラフが動いていませんでした。
100Hz以下の低音領域は、電車の音が(一番大きい音で）、30ｄｂをわずかに超えるくらいでした。

施工前

施工後

施工前

施工後